PHYSIPOブログ

根拠に基づく栄養学・運動学など

スクワットという素晴らしい種目。

こんにちは。

フィジポのアラケンです!(^^)

 

今週はずっと雨、雨、雨!!  

 

外に出たくても、ゲリラ豪雨のような強い雨だし、仕事以外は、家の中で誘惑と葛藤しております。(最近、AMAZON PRIMEのTHE BOYSに爆ハマり中)

 

こんな時、家やジムで手軽にできる筋トレ

『スクワット』

について解説していきやしょう!

 

 

『スクワット』の種目はあらゆるトレーニングの中で最も重要でありながら、長きにわたって、最も理解されていない種目₍₁といわれています。

 

今日は、

 

①スクワットによって得られる効果

 

 

②スクワットの種類

 

 

③スクワットの効果を最大化させるやり方

 

この三つを解説していきます。

 

 

 

 

 

①スクワットによって得られる効果

 

 

スクワットによって得られる特に大きな効果として、

 

体幹と下半身の筋肉への大きな刺激と成長。

 

日常生活、競技における動作パフォーマンスも向上。

 

体幹部の安定化とケガの予防。

 

 

ただし以上の効果は正しいフォームでないと最大限に効果は発揮しません。

 

 

このスクワットは、あらゆるスポーツ選手の方や、ダイエットのためにトレーニングを行なっている方で、このスクワットは切っても、切り離せない種目なのです

 

 

②スクワットの種類

 

スクワットには大きく2つのフォームがあります。

 

①ハイバースクワット

 

②ローバースクワット

 

それぞれ解説していきます。

 

 

ハイバースクワット


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やり方

・バーベルは第7頸椎棘突起の下、僧帽筋の上部に乗せる。

・背中は丸めすぎず、そり過ぎず、自然に立つ。

・足と足のスタンスは肩幅より広く、つま先は30°外側に向ける。

・しゃがむときに体幹は浅い前傾にとどめる。

膝はつま先よりも前に出し足関節の(背屈)角度をつける。

・バーベルの重心を、足の中心に向かって直線的におろしていく。₂₎

 

特に効く筋肉⇒メイン(大腿四頭筋)、大殿筋、ハムストリングス、脊柱起立筋。

 

 

 

ローバースクワット

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やり方

・バーベルは肩甲骨の真ん中(肩甲棘のすぐ下)に乗せる。

・背中は丸めすぎず、そり過ぎず、自然に立つ。

・足と足のスタンスは肩幅より広く、つま先は30°外側に向ける。

・しゃがむときに体幹は深く前傾させるお尻を後ろに引くようなイメージ。

・バーベルの重心を、足の中心に向かって直線的におろしていく。₂₎

 

綺麗なフォームで行うことができれば、スクワットはケガをするリスクが少なく、しっかり下半身の筋肉に効かせることができます!

 

 

 

③スクワットの効果を最大化させるやり方。

 

スクワットは、最後までしゃがんだ姿勢(ボトムのフォーム)から身体を起こすときに、『ヒップドライブ』と呼ばれる動作が使われます。

 

その時に、下半身における"多くの神経及び、筋肉"が使われて、爆発的な力を発揮します。

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ヒップドライブがしっかり発揮する場面というのは、

お尻を膝の位置よりも下げた時に大きくなります。

 

お尻の位置が膝の位置よりも下がっていないスクワット(パーシャルレンジスクワット)

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これは、ヒップドライブの機能を上手く使えていないので、効果は最大限にお尻を下げたスクワット(フルスクワット)よりも低くなります。

(しゃがみが浅いので初心者っぽいですし、膝の靭帯への負担が大きいです)

 

 

僕も結構、フルスクワットは大変で、重量を扱えるまでの時間はかかりましたが、スクワットを極めるとダイエット効果はもちろんのこと、日々の生活の動きやすさも実感できます、スクワットがしっかりできているという自信にもつながります!

 

フォームをととのえるのは、最初は自分ではなかなか難しいので、専門家に見てもらった方が効率はいいです!

 

PHYSIPOは、医療国家資格(理学療法士)を取得して、競技トレーニング指導も豊富な荒川が指導をしますので安心・安全にトレーニングを行えます!

 

スクワットにチャレンジしていきましょう!( ^ω^)//

 

参考文献

₁₎Mark Rippertoe. starting strength (2019)

₂₎庵野 拓将 科学的に正しい筋トレ 最強の教科書。(2019)

 

参考論文

Glassbrook DJ, et al. A Review of the Biomechanical Differences Between the High-Bar and Low-Bar Back-Squat. J Strength Cond Res. (2017 )